香美市企業等人権啓発連絡会

会長楠目 隆

このたび、香美市企業等人権啓発連絡会(略称:香美市企人連)が組織結成30周年を迎えるにあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。

本会は1984年(昭和59年)7月に土佐山田町社会同和教育推進協議会内に企業等同和教育連絡会として発足しました。80年代(昭和)から90年代(平成)への10年間、地味ながら着実に実践してきました組織活動は、1996年(平成8年)の香川県三豊郡高瀬町企人連(当時)の視察・研修交流会及び相互訪問研修。翌年からは四国各県企業人権団体との交流研修が実施できるまでに成長していました。

これらの企画研修実践の成果により、組織の機運は企業自身が組織運営においても主体であるべきとの結論を得るに至り、1999年(平成11年)参加企業より会費制を導入するという大きな組織改革が行われました。名称も土佐山田町企業等人権啓発連絡会と改め、同和教育推進団体から企業等による21世紀型人権尊重企業団体として歩み始めた事になります。

この特筆すべき組織改編を経て、2001年(平成16年)には組織結成20周年・組織改編5周年記念座談会(記念誌発刊)の開催。また、2006年(平成18年)に土佐山田町、香北町、物部村の合併により香美市が誕生し、香美市企業等人権啓発連絡会となり活動範囲が拡大しました現在も、会員企業数89事業所が連携を取りながら、企業人権のみならず香美市行政や香美市民と協同一致し人権啓発研修活動を展開してまいりました。

30年の節目を迎えるにあたり、企業と人権を結びつけ、結果誕生する人権企業と行政と市民を人権尊重精神で繋ぐという本会の理念を、産み育ててきていただきました諸先輩方のご尽力に敬意を表す次第です。

現代社会に求められている企業の社会的責任(CSR)。企業は結果責任を負うことと同時に手法や経過等のプロセス責任も求められています。企業の行った事業や行動が法令に沿っているのか、社会や市民の期待・要求を満たしているのかということです。本会の結成以来30年にわたり、様々な差別や偏見を容認しない企業づくりや人材育成に努めてまいりましたが、今度ともISO26000(国際標準化機構の社会的責任に関する手続:2010年発行)の「社会的責任の原則」に沿える活動を続けてまいります。

30周年記念誌を発刊するにあたり、会員企業等のより一層のご発展、ご活躍を祈念するとともに、本会の活動に賛同し行動を共にしていただける企業や事業所のご参画をお待ちしています。

最後になりましたが、ご指導いただきました諸先輩方、香美市行政並びに関係諸機関に皆様に深く感謝申し上げます。

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会長あいさつ30年の歩み

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